今週、人生ではじめてテレアポをした。
たった2社ではあるが電話をかけた。1社は社員10名以下の会社。もう1社は社員1000名以上の会社だ。結果としては、社員10名以下の会社とWebでのアポイントを取れた。1度Web面談で話を聞いてもらえることになったのだ。
テレアポ
はじめてのテレアポである。電話して話をするくらいであればできそうな気がしていたが、一応ChatGPTにトークスクリプトをつくってもらった。
ChatGPTさすがである。導入、提案の概要、具体的な提案、次のアクション、締めの挨拶と5つに分類してトーク案を出してくれた。自分がなにも考えていなかったことに気付かされる。トークスクリプトを何度か声に出して練習したのち、電話をかけた。
スクリプト通りには話せなかったが、おおよそのことは伝えられた。でも相手はまだ怪訝そうな反応だ。
「ところで、どんなことが得意なんですか?」
この質問に対し、前職はどこの会社でどんな仕事をしていたのか、どんな設計ができるのかを具体的に話したとき、おそらく電話先の社長さんであろう方は、心をひらいてくれた気がした。
「ああ、あそこの会社ね、他社だけどプロジェクター関係のレンズをつくったこともあるよ」
「おお、そうなんですね!」
「ただ、ちょっとすぐにお願いすることはないよ」
「なにかお役に立てることがあるかもしれないので、一度Webで面談させていただけないでしょうか?」
「そうだなあ」
「来週か再来週にお時間いただけないでしょうか?」
という具合である。電話をかけられたということ、アポイントにつなげられたという点が自分でよくやったと思えるところだ。
営業の捉え方
営業行為にたいして、ぼくは後ろめたい気持ちがある。
「営業お断り」という文句をどこかのホームページやどこかの家の玄関で見かけたことはあるし、自分だってあからさまに営業されることをよく思わない。だからどうしても営業行為の代表ともいえるテレアポを自分ですることには抵抗がある。相手に迷惑をかけると思っているフシがある。
しかし、もしもそれが相手の求めていることに繫がるのであれば話は別である。相手がなにか困っていて、その困りごとを自分が解決できるとしたら。相手が新しいチャンスを探していて、そのチャンスを自分が提供できるとしたら。相手が求めているものを提供できるであれば喜んでもらえるのである。
相手が喜ぶであろう提案をする。プレゼントするかのように、営業する。
「相手のために」と思えたとき、営業の後ろめたさを乗り越えることができるのだと思う。
「自分のため」も大事だけど、「相手のため」は小さな一歩を後押ししてくれるものなのだ。
ほんの小さな一歩
さてさて、今週は本当に小さな一歩を踏み出せました。営業を学びつつ、今年はすこしずつ殻を破ってみます。
