問われるのは、ミスするかどうかではない。
ミスをしたあとに、どのように振る舞うかが問われているのである。
今週はこのような気づきを書いていきます。
今週のミス
今週、自分のミスによりクライアントさんに迷惑をおかけしてしまいました。クライアントさんの信用問題に関わる可能性のある重大なミスです。
ミスに気がついた瞬間、「まさか」という思いと同時に、「俺は悪くない、悪いのはこの環境だ」と自分の正しさを主張したい気持ちが一気に沸き起こりました。
周りのせいや、相手のせいにしたくなる。
これを書いているいまでさえ、その気持ちがゼロではないのを感じます。
それでもやっぱり、自分のミスにより迷惑をおかけしてしまったのは事実。その事実を精一杯謝ることができました。
責任転嫁したくなる気持ち
事が重大であればあるほど、自分の責任を逃れたくなります。
ダメな自分を認めたくない。認めてしまったら、そのことを責められるかもしれない。お前はなんてダメなやつなんだ。できないやつなんだ。使えないどころか、迷惑だ。賠償してもらう。
そういう想像が膨らんでしまうものです。
今回、ぼくがきちんと謝ることができたのは、たまたまその責任が自分の許容を超えないものだったからかもしれません。事がさらに重大であれば、自分は悪くないと示す言動を全力でやっていたかもしれません。
後ろめたいことはしない
「人間は完璧ではない」とよく言われます。頭では理解していても、いざ自分のミスや不注意に対面するとうろたえてしまいます。
だからこそ、普段から後ろめたい行動をしないことが大事です。
交通事故は避けられないかもしれない。でも飲酒運転は確実に避けられる。
設計ミスは起きるかもしれない。でも報告のタイミングや頻度は自分で決められる。
誠実に、正直に生きることが、なにかあったときに自分の非を認められることにつながるし、結果的に自分を守ることになるのだと思います。
