「勝つ人は、戦う前に勝っている」
そんな言葉があります。そして最近、その意味を少しだけ理解できた気がします。「戦う前に勝つ」とはどういうことか。今週は、5月末に受ける資格試験の勉強を通しての気づきについて書いていきますね。
目的は人の成長を支援できる人間になること
受験予定の資格は「ビジネス選択理論能力検定」。あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、簡単に言えば、人の行動や選択をどう支援するかを学ぶ理論です。
では、なぜこの試験を受けようと思ったのか。それはぼくが、「目の前の人の成長を心から応援し、支援できる人間になりたい」と思っているからです。
たとえば、息子がつまずいたとき。仕事で関わる人が壁にぶつかっているとき。「どうしたら、この人が前に進めるだろう?」と考え、実際に力になれる自分でありたい。そんな人間に少しでも近づきたくて、今回の検定を受けることにしました。
ざっくりとした計画ではうまくいかない
この検定には3級と2級があり、それぞれテキストを「7回読むこと」が推奨されています。勉強会でそう聞いたとき、まずは「よし、それをやってみよう」と決めました。
当初は、
「この週は3級を1回読もう」
「来週は2級を読もう」
そんな感じで、週単位のざっくりとした計画を立てていたのですが、気づけば、だんだんとペースが遅れ始めます。原因は単純で、読める日は読むし、読めない日は読まないから。すると当然、計画から遅れていきます。
「このままじゃ、7回読めないかもしれない」
そう感じ、計画を立て直すことにしました。そしてふと思いました。
「1日あたり、何ページ読めばいいんだろう?」
1日の数字が行動を変える
あらためて残りの日数から7回読むために必要なペースを計算してみると、3級と2級を8日間で1回読む必要があることがわかりました。3級(100ページ)、2級(161ページ)の計261ページを8日で読むには1日あたり32.6ページです。
「そうか、1日約30ページ読めばいいのか」
「じゃあどうしたら、1日30ページ読めるだろう」
1日あたりの読むページ数がわかることで、「読めたら読む」状態から「どうやって読むか」に考え方が変わったのです。
そして実際にその日のノルマをクリアすると、「今日もよくやったな」と思える。そんな小さな達成感が得られることも次の日のやる気につながっていきました。
戦う前に勝つ戦略とは、1日の計画を立てること
月間計画や週間目標も大切ですが、本当に力を発揮するのは「1日単位の計画」だと思います。
・今日、なにをやるか
・どれだけやるか
・終わったとき、「やった」と思えるか
それらを数字で、目に見える形で明確にする。
そうすることで、日々にリズムが生まれ、やがて習慣になっていく。
「戦う前に勝つ」とは、派手な作戦や根性論じゃなくて、“毎日やるべきことを、毎日やるための仕組み”のことなんですね。
でも受かるとは限らない
ここまで書いておいてなんですが、試験に受かるかどうかは正直まだわかりません。落ちたらちょっとカッコ悪いですねw
でも、試験当日まで「毎日やると決めたことを、やり続けた自分」は、すこし誇れるような気がしています。いまはその気分を味わうために、毎日コツコツを続けていきます。
「戦う前に勝つ戦略」、つまり「1日単位の具体的な計画」おすすめです。
