この1週間、日記を書いている。
顔も名前も知らない人と、ただお互いの日記を送り合うということをしている。
日記は「ビジネスにおける言語化」にもつながるというし、自分の振り返りにもなる。ずっとやりたいと思っていたけど、手がつけられずにいたことだ。
それがこの度、日記を送り合うという自分でも思ってもいなかった形で1週間ほど続けられている。
日記をつけ始めると、日常のなかで、目の前のことや自分の心の動きをよく観察するようになる。
「これ、日記に書けるかな」「覚えておきたいな」「どうやって表現したらいいだろう」そんな風に考えるようになる。
写生をするときにものごとをよく観察するように、言葉にするためにも自分の内面をよく観察する必要がある。そして、上手に絵が描けたときに気持ちがいいように、上手に言葉にできると気持ちがいい。
といってもまだ始めて1週間である。自分の内面を観察することや、日記そのものについて語るにはまだ早い気がする。
これはある日の日記。
ETCカードの読み取りがうまくいかない。
車のエンジンをかけた直後、「ETCカードを確認しました」と言ってくれるアレだ。
かれこれ1年くらい前から。不定期で「ETCカードが確認できませんでした」と言われる。そのたびに一度取り出し、カードの金属部分?を手でこすってから再度入れ直す。高速道路を利用しないときはいいが、利用予定の場合は少し焦る。
さらに今日は、「ETCカードに異常を検知しました」と言ってきた。ついに壊れたか。と思ったのも束の間、すぐに「ETCカードを確認しました」との声。安堵と同時に「どっちやねん」とツッコんだ。カード再発行したほうがいいかなと思いつつ、だましだまし使っている。
だましだましと言えば、味噌汁用に使っている鍋である。
1ヶ月くらい前にフタの取っ手が壊れた。開けにくい。というか開けられない。取っ手があったところにある穴に箸を入れて、テコの原理のように(実際はテコの原理ではないけど)、フタを開ける。少し面倒ではあるが、だましだまし使っている。捨てようかと思ったけれど、意外と大丈夫なものだ。取っ手を自作しようと思っているけど、まだ行動には移せていない。
そう言えば電子レンジの調子もおかしい。
うちの電子レンジはボタン式なのだけど、一番使う「レンジ(強・弱)」ボタンがうまく動作しない。通常ワンプッシュでいいものを、今日は13プッシュくらいした。強く押せばいいものでもない。かといって優しく押してもダメ。まだコツが掴めない。
ひとまずAmazonで新しい電子レンジをお気に入りに入れた。レンジボタンのプッシュのコツを掴むのが先か、Amazonで「購入ボタン」をプッシュするのが先か。
そうそう、テレビのリモコンも。
こちらも電源ボタンがききにくい。強く押したらやっと電源が入る。もう数年もこんな状態だ。このボタンは寒さに影響される。最近寒くなってきたから、いつにも増してボタンが固くなった。テレビは筋トレするときに「筋肉体操」の録画を再生するときくらいにしか使わないけれど。
聞いているポッドキャスト番組のなかで、
「プロというのはミスしない人ではなく、ミスをカバーできる人」
だと耳にした。
例えばギターのプロは1音ミスしても、そのミスをさもなかったかのように「キュゥイーン」ともとの音に戻すことができる。
つまり「ごまかす」技術があるということだ。ちょっと無理やり言えば、だましだましできる人のこととも言えるかも。
プロとはだましだましできる技術のある人。
ん~、ちょっと無理があるかな。
日記。とてもいいから続けたいし、続けばいいと思ってる。

