【今週の気づき/270】意外と大丈夫な自分に出会う
引越しして1週間。
もう一生片付かないんじゃないかと思えた荷物は片付いた。もってきた荷物はあらかた配置できて、この家で使わないものは潔く捨てた。追加で必要なものも見えてきた。まだ1週間しか経っていないのに、不思議と「もう何年も前からここに住んでいたんじゃないだろうか」という気持ちになってくる。生活空間が整ってくると気持ちも整ってくるものだ。
思えば、引越し前はいろいろな心配が頭をよぎり、不安にもなっていた。
「西向きで部屋が暗いんじゃないか。太陽を浴びられず、生活が乱れるのではないか」
「洗面所やトイレも狭い。不便になるかも」
「天井が低かったかもしれない。精神的によくないのでは」
割と本気で考え、本気で心配していた。
いざ住んでみると、西日はたしかに眩しい。でも、部屋が暗いということはないし、いまのところ大きな問題はない。
トイレもたしかに狭い。それでもなんとかなっている。
洗濯機を置いたらトイレのドアが半分しか開かなくなったが、出入りはできる。
洗面所にタオルや下着の収納BOXが置けない。でも、「吊るす収納」を思いつき、タオルと下着を配置できている。
とくに、洗面所で突っ張り棒を用いた吊るす収納を思いついたときには「おれって天才かも」と少し誇らしい気持ちにさえなった。
結局、引越し前に心配していたことは、ほとんど起こっていない。むしろ実際に課題に触れてみることで、不思議とアイデアは出てくるものなのだ。
自分は割と頑固なほうだと思っている。その場や環境に順応するのにも時間がかかるほうだと自覚している。だからこそ、変化に対して臆病になるし、変わることへの腰も重たい。ただ、やってみたら意外とアジャストできる自分や、世の中には問題を解決できる方法で溢れていることにも気がつける。
「案ずるより産むが易し」
実際にやってみると、予想していたよりも問題は小さいこともあるし、起きた問題も知恵で解決できることがある。「意外と大丈夫な自分」に出会える。
この「意外と大丈夫な自分」を発見できると、自由が広がった感覚にもなる。
引越しの荷解きをしているときは、終わりの見えない作業に「二度と引越しはしたくない」と思っていたけれど、自分の枠を広げるための引越しなら、たまにはしてもいいのかもしれない。
……いや、やっぱり大変なので、あまりしたくない。

