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【今週の気づき/201】自責のまえに必要なこと

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挫けそうになるときってありますよね。

たとえばぼくは、前職でプロジェクトマネジメントがうまくいかなかったときに盛大に挫けました。関わるメンバーが10人以上もいて難易度も高かったプロジェクト。うまく進められずメンバー間の関係性もギクシャク。あのときは完全に挫折して、戦意喪失しました。

それでも振り返ってみると、それなりにいい経験になったかなと思います。当時は苦しいだけでしたが、学びは多かったです。

当時の自分に「よくがんばってたよ」と声をかけてあげたいものです。

いまではなく、当時の自分でも「おれはよくがんばっている」と思えれば、もしかしたら少し違う結果になっていたのかもしれません。

ということで今週は「挫けそうなときに自分にどんなことばをかけるのか」についての気づきです。

自責か他責か

「自責はよいが、他責はよくない」とよく言われます。

当時のぼくは、まわりを責めていました。口には出さなくても、テーマが悪いとか、ビジョンが見えないとか、あるいは上司が導いてくれないと思っていました。完全に他責です。でも当時、自責ができたかというと、そうは思えません。

自責とは自分に足りないものを見ることになります。あまり気持ちのいいものではありません。やりすぎると自己嫌悪になります。自己嫌悪は長く続けられないから、すぐに他責になります。

「おれが悪いんじゃない、あいつが悪いんだ」となってしまうのです。

挫折しそうなときに必要なこと。それは自責でもな他責でもないのだと思います。

うまくいくときはきっとタイミングがよかったり、人の助けがあったり、運の要素があったりするのだと思います。

でも今回は「いまじゃなかった」のかもしれないし、「このやり方ではなかった」のかもしれない。

大事なのはきちんと「いまじゃない」というタイミングや「この道じゃない」という方法の誤りに気づけることだと思うんです。

そこに自責も他責も必要ないんですよね。

誰も責めなくていいのです。

誰も責めずに、

「いまじゃなかった、このやり方じゃなかった、それがわかってよかった。おれはよくがんばっている」

と思うこと。

自責をする前に、自己承認というプロセスが必要なのです。

認めてみる

最近は挫けそうになることがよくあります。自分のことも他人のことも責めたくなる気持ちが出てきてもいます。

それでも、冷静になって誰かを責める思考から抜けるために必要なのは、自分を認めてあげることなんじゃないかと思うのです。

挫折は挑戦した証拠でもある。

挫けそうなとき、それだけがんばっている自分をもっと、認めて褒めてあげたいものです。