今週の気づき PR

【今週の気づき】アイデアの練りかた

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「もっとアイデアを練りたい!」
そう思ったことはあるでしょうか。
アイデアを考えてみたけど自分でもイマイチしっくりとこないことってありますよね。
そんなときには、「もっとアイデアを練らねば」なんて思うわけです。
でも、アイデアを練るってどういうことでしょう?

アイデアを練るという言葉以外にも、
アイデアを磨く、ブラッシュアップするなど、色々な言い方があります。
「練る?」「磨く?」
どれも何となく意味は分かるけど
「じゃあ具体的に何をやればいいの?」
ということがわかりませんよね。
今週はそんな問いの答えになるかもしれない気づきです。

アイデアを練る=知性を磨く

答えを先に言うと、
「知性を磨く」という本の中に書かれていることを実践することでアイデアが練られていきます。
この本には知性を磨くための方法が書かれており、それをアイデアに応用するのです。

ちょっとだけ本の内容に触れます。
「知性とは何か」、本の中では以下のように書かれています。

「知性」とは、「答えのない問い」に対して、その問いを問い続ける能力。

また、知性に似た言葉に、知能と知識があります。こちらも本の中で説明されています。

「知能」とは、「答えのある問い」に対して、早く正しい答えを見出す能力。
「知識」とは、「言葉で表せるもの」であり、「書物」から学べる。

「知識」はすでにインターネットによりその価値が下がっています。(ただしゼロにはならない)
また、「知能」も人工知能の発展により価値が下がっていくでしょう。
つまり今後は「知性」の時代だとも言えます。
学生時代は「知識」と「知能」が問われるのですが、
社会に出たとたんに「知性」が問われるわけです。
そりゃあ、社会人1年目は大変ですよね。

さて、この知性を磨く方法を、アイデアを練ることに応用します。
するとアイデアも練れて、知性も磨けることになる。
一石二鳥の方法ということです。

具体的な方法

本の中で書かれていた知性を磨く方法を、僕なりにアレンジしました。
以下の8つの項目(視点)を考えることで、アイデアが練れれていきます。

1. 世の中の流れ:
世の中がどのようにして変化・発展し、進歩・進化していくかの「法則」
2. 未来で起こる課題:
これから何が起こるのかについての「客観的思考」、大局的洞察。主観的願望や意志的目標ではない。
3. ミッション:
「これから何が起こるのか」のいくつかのシナリオの中から、個人または企業の意志として「この未来を目指そう」という思考。
4. 戦略:
戦略とは戦いを略(はぶ)くこと。「いかに戦うか」ではなく、「いかに戦わないか」を考える。
5. 商品アイデア:
戦略を具現化したもの。その商品の“売り”は何かを言語化する。
6. 戦術:
戦術は「固有名詞」で語る。固有名詞と背景情報、周辺情報を用い、創造力を徹底的に活用したシミュレーションを行う。平たく言うと計画(僕はこれが苦手です…)
7. 必要な技術:
商品を作る(または売る)うえで必要となる技術。
8. 必要な能力:
技術を作る(または得る)ために必要な能力。

1~4までが、「なぜその商品(アイデア)を提案するのか」の理由となり、
6~8までが、「どのようにその商品を作っていくのか」の説明となります。
この1~8項目を考えていくことで、アイデアに奥行や厚みが出てきます。

「ちょっとめんどくさいな」

と思いますよね。そうなんです。項目が多くてちょっと面倒です。
なので、少しでも面倒を緩和するために「アイデアをねるねるシート」を作成しました。

クリックするとPDFがダウンロードできます

これを印刷して、ラフに書き込みながら、前後との整合性を調整していくことで、アイデアが練られていきます。
この「前後との整合性を調整する」という作業がとても大事です。
ちょっと書いてみるだけでもアイデアが練られるのでよかったら試してみてください。
アイデアに奥行きが出て、説得力が増すのを感じていただけるかと思います。