「楽しい仕事をするのではなく、仕事を楽しむのだ」
と言われたことがある方もいるのではないでしょうか。
楽しい仕事を選ぶのではなく、目の前の仕事を楽しめということだと思います。
確かにこれができれば理想的です。
一方で「楽しめ」と言われて「はい楽しみます」とはいきませんよね。
では楽しむためにはどうすればいいのでしょう?
ということで、今回は仕事を楽しむことを考えてみました。
食事で考えてみる
食事に置き換えてみると
「美味しいものを食べるのではなく、美味しく食べる」
ですかね。
小学生の時に言わそうな言葉です。
さらに言い換えると、
「何を食べるかではなく、どう食べるか」
でしょうか。
この「どう食べるか」についてもう少し考えます。
どう食べるか
確かに全く同じものを食べるにしても、どう食べるかで美味しさは変わります。
・いつ食べるのか(いつ仕事するか)
・どこで食べるのか(どこで仕事するか)
・だれと食べるのか(だれと仕事するか)
これらはとても重要な要素です。
しかし必ずしも自分で選択できるものではありません。
特に会社での仕事を考えると選べない場合がほとんどです。
なのでほかの方法を考えます。
・味わって食べる。
・調味料で味を変える。
味わうとかよく噛む、は仕事で言うと面白さを探す、丁寧にやる、となるでしょうか。
これも確かに重要だと思います。
しかし意識の問題になってしまい、意識し続けるのは人間難しいものです。
一方、調味料で味を変えるのは手っ取り早くて効果が大きそうです。
僕は食事でマイ調味料を使って味を変えることはありませんが、
仕事においてはいくら味を変えてもいいはずです。
なのでこの方法を考えます。
まず、自分好みの調味料を作るためには、自分の好きな味を知っている必要があります。
そして、なんとなく好きと感じていただけでは、自分の好きなものが曖昧になるため、1回1回好きな味を認識し、「なぜ好きなのか」を深堀するのも大事になります。
また、自分の好きな味が1種類だと飽きるので、好きな味のストックはたくさん持っておく方がいい気がします。
具体的な行動
僕は仕事終わりに振り返りの時間(15分くらい)を作っているのですが、
今週から振り返り項目の中に、
「(今日の業務の中で)何が楽しかったか、何が好きだったか」
「なぜ楽しい(好き)と思えたのか」
を付け加えました。
一日のうち、自分が楽しかったこととその理由を考える時間を作るためです。
「なんだ、そんなことか」
と思われそうですが、ひとつの行動は小さくても続けることが大事だと思っています。
毎日少しずつ、自分の好きを認識し、なぜ好きなのかを言語化する。
これを続けることで、仕事を楽しむための自分専用のスパイスができるんじゃないかと思っています。
そして自分専用スパイスができれば、
大抵のものは美味しく食べられます。たぶん。
自分の「好き」をよく理解して、
好きなやり方でやれるように仕事を工夫する。
結局それが仕事を楽しむ近道なんじゃないかと思います。