なかなかに大変な作業だった。
今週、2日間かけて確定申告の作業をした。作業自体はそれほど難しいものではない。最近は会計入力をサポートしてくれるWebサイトもあり、昔に比べたら作業も楽になっているはずである。それなのに確定申告を提出したあとは疲労感でいっぱいだ。きっとコツコツと毎月集計さえしていればこんなに大変ではなかったと思うけど、それにしてもヘトヘトに疲れた。エネルギーを使い果たした感じだ。
疲れる理由
なぜこんなにも疲れるのか。それはきっと、確定申告が「過去のことを、自分のために、何かを生み出すわけでもなくやる行為」だと、ぼくのなかでの認識があるからだろう。もう少し詳しく書くと、以下のようになる。
- 過去に意識が向く
費用処理、領収書の確認、入力など、過去のことに対して行う。 - 利己的になりがち
税金を適切に払うためのものだけど、自分のためだけに作業している感覚になる。 - 生産しない
作業自体はなにかを生み出しているわけではない。誰かの喜びを生んだり、社会に対して影響を与えている実感がもてない。
この、①過去に思考が向き、②利己的になりがち、③生産的でないこと。これが疲れる仕事の条件なのだ。
活力は未来と他者から
プロのアスリートが勝利後のインタビューなどで、「子どもの夢のため」や「裏方のスタッフのため」と答えることがある。たぶんそれは、きれい事でも、人気取りの発言でもない。本当にそう思うことで力が出せているのだろう。
人間にいちばん活力が湧いてくる場面は、「未来に向かって、誰かの役に立つものを、生み出す」ときだ。活力は、未来から、そして他者から、やってくるものなのだ。
未来といまをつなげる
仕事でも、プライベートでも、なんとなくエネルギーが湧いてこないときがある。そんなときは、自分のやることが、どんな未来に向かっているのか、誰の喜びにつながっているのか、そのために何を生み出そうとしているのか、これらを考えてみるといいのだろう。それさえイメージできれば、エネルギーは湧いてくるものだ。
とにもかくにも個人事業主のみなさん、確定申告お疲れさまでした。これからの方、ファイトです!