やってみなくちゃわからない。
という言葉がある。なにかをはじめるときや結果がどう出るのかわからないとき、あるいはうまくいかない可能性が高いと思っているとき、それでも「やろう」と自分の背中を押してくれる言葉だ。
本当にそうだなあと思う。世の中は「やってみなくちゃわからないこと」だらけだ。特にこの1年は環境も大きく変わり、やってみることのほとんどがはじめての経験だ。そしてやってみなくちゃわからないということは、結果だけでなく、自分の気持ちについても言える。今週は「やるからわかるもの」についての気づきである。
企画提案とプレゼンづくり
今週は、すこし重たかった仕事に目処がついたのと、企業さんに開発提案をひとつできた。乗り越えられるのか心配なところはあったけど、なんとか乗り越えられた。
企業さんへの開発提案は、すぐにGOサインが出ることはなかったけど、感触としては良いものだった。興味をもっていただけたし、課題も共有できた。あとは企画の具体化が進められれば、もう少し判断しやすくなるだろう。企業さんが知りたいポイントもお伝えいただいたし、あとはこれらを調査し、企画に落とし込んでいく。
最初からうまくいくとは思っていなかったし、何度かやり取りは必要だと思っていた。すこしずつでいいから前進している。こうやって企画を出すこと、改善点を教えてもらい、ブラッシュアップしていくこと。これらはわりと好きな作業なのだ。
また、すこし重たかった企業さんの外部プレゼン資料づくりも納品できた。ヒアリングした情報を整理し、話を組み立てる。どの順番で伝えたらわかりやすいのか。企業さんのプレゼンから契約に結びつくための構成はどうなのか。こういった資料全体の構図を練るのは好きな作業だ。
一方で、あまり好きではない作業もある。スライドはわかりやすいことを重点的にデザインするのはいいけれど、ネットから画像を検索しスライドに反映させること、図や文字の位置調整をするといった、見た目の精度を高める部分はあまり気が進まないのだ。神は細部に宿ると言うけれど、ぼくはスライドデザインの神様とは仲良くないらしい。どちらかというと、構成を考えたり構図を練るほうの神様と仲良くしたい。
やるからわかるもの
いろいろとやってみると気づくことがある。たとえば、「やってみなくちゃわからない」という言葉は、自分の気持ちにも同じようにあてはまるということだ。
企画を持ち込むのは緊張もするし、正直避けたい気持ちもあるけど、提案したときに相手の反応を見ることや、改善点や新しい課題を発見することはわりと好きだし、世の中を良くしていこうとする建設的な議論をする時間は喜びでもある。
また、同じような作業を繰り返ししていると、その作業内でも自分の好きな作業と、あまり好きではない作業があることに気づける。資料作りにしても、構成づくりは好きだけど、デザインするのはあまり好きではないと気づく。やってみてはじめて自分の気持ちに気づけるのだ。
ある女性の画家さんが、
「自分が描きたい絵は、描いてみてはじめて気がつけるものです」
と言っていた。
やってみたいことや好きなことは、やってみなくちゃわからないものなのだ。
言語化の仕事
先月に書いた社長さんのコラム Note を読み返してみた。
https://note.com/shinkikosan/n/n4423f0ddc37f
ここに書いてあることはインタビューから深掘りした社長さんの想いそのものだけど、自分でもよく書けているなあ、と思う。「この素敵な想いを、すばらしい取り組みを、世のなかに知らせたい。知らせなければならない」と書きたい気持ちが出ているけれど、これも書いてみて(あるいは書いていくうちに)、書きたいことに気づけるのだろうな。
やってみなくちゃわからないというのは、自分の気持ちに対していちばん言えることなのだ。
今週のいちまい
人間ドックに行きました。毎回思うのですが、胃カメラは拷問ですね。身体に異常がないか見に行ったのに、身体に異常をきたして帰るところでした。
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