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【今週の気づき/114】ブルーオーシャンを見つける旅

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「なんでその仕事をやっているの?」

最近よく訊かれるようになった言葉だ。自分の経歴といまやっている仕事について話したあと、ほとんどの場合こう訊かれる。以前は企業で光学エンジニアとして働いていて、いまは企業理念の策定にかかわり、その企業理念や社長の考えを社内に浸透させるためのいわゆる「インナーブランディング」の仕事をしている。退職前はバリバリの理系、退職後はどちらかといえば文系寄りの仕事であり、経歴を聞いた人の頭に冒頭の問いが浮かぶのも理解できる。

この変化は自分が意図したものではない。退職前にはブランディングの仕事をしようなどとは微塵も考えていなかった。だから、「なぜ?」と訊かれたとき、自分の答えの浅さに少し困惑もする。問いに対する答えをひとことで言うならば、「流れ」という言葉が妥当かなぁと思う。

経緯

ブランディングの仕事をやるまでの経緯を簡単にまとめると以下のようになる。

退職後、エンジニアと執筆をかけ合わせたサービスをつくったが、まったく売れない。

売れないなか、学び仲間である社長さんから期末の資料制作を仕事として引き受けてもらえないかと、お声がけいただく。

「どうせなら、そこに社長の考えと来期の方針を載せて、社内に伝えましょう」と提案し、了承してもらう。

社長の考えを聞くうちに、その考えに共感し、「社長の考えを社内だけでなく、社外にも発信しましょう」と提案する。そして了承してもらう。

このような流れで、いまの仕事に行きついている。ブランディングなどという言葉は聞いたことはあるものの深くは知らなかったし、自分の仕事になるなんて思っていなかった。特に意識せずに、「社長さんの考えを伝えた方がいい、そのために自分が力になりますよ」と提案していたら、あとから、「こういうのをブランディングというのか」と気づいたくらいだ。

続けるか、変えるか

ただ、最近はちょっと考えも変わりはじめている。この仕事をやるようになり、スキルアップのために情報を集めるのだけど、世のなかにはプレゼン資料づくりのプロもゴロゴロいるし、ライターさんだってたくさんいる。それも顔を知らない誰かではなく、現実に接する人として現れるから困ったものだ。

このときに迫られる選択は、このまま続けるか、変えるか、だ。

続けることは、自分のスキルをさらに向上させるべく努力すること。変えるとは、自分の担当分野を絞る、提供する相手を変える、はたまた全く違うことをやる、などだろう。うまくいっているときには「続ける」という一択しか見えてないのだから、この選択を迫られているということはきっと「変える」が正解なのだろう。

磨くとは変化すること

得意から出発しても、自分よりうまくできる人が現れる。そこで立ち止まり、自分がさらに得意なことはなんだろうかと考える。そして方向を少し変えてやってみる。この一連の繰り返しが、自分を磨くということなのだろう。変えることはちょっと苦しいけれど、固執しないこと、執着しないこと、手放すこと、これがいまの自分には必要なことなのだ。

そういえば、『起業1年目の教科書』という本に「1歩目はなんでもいい。やっていれば行き着くべきところにたどり着く」という内容が書いてあった。変え続けていれば、自分の居場所にたどり着くのだろう。

会社を辞めて1年。まだまだ定住はできないなあ。自分だけのブルーオーシャンを見つけるための旅。この先も続きそうです。


今週のいちまい

安曇野のコワーキングスペースMIGRANTに行ってきました。数羽いるニワトリの1羽が初たまご生んだ場面に遭遇できました。MIGRANTおすすめです。


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