目標設定、が苦手である。
目標は高すぎても低すぎてもよくない、と言われる。高すぎる目標はやる気をなくさせるし、低すぎる目標は簡単に到達できるからつまらない。目標は、いまの自分よりも少し上に設定するといい、と言われる。
言っていることはわかる。でも、その塩梅がいまだにわからない。どうやってそのちょうどいい目標を設定できるのかもわからないのである。
目標の苦悩の効用
ぼくは目標をかかげるとき、高く設定しすぎる傾向がある。1年、あるいは半年もあれば、このくらいはいけるだろう。このくらいはやっておきたい。そんな希望的観測にもとづいて設定した目標はたいてい達成できずにいる。そして今年もまた、性懲りもなく年始に高い目標を掲げてしまっている。まだ2月に入ったばかりだというのに、目標と現実のギャップにもう苦しんでいる。
一方で、目標を掲げることで出てくるアイデアもある。具体的な数値目標を設定することで、自分の力だけでは到達できそうにないことを認識する。すると、人の力を借りようとする。いままでのやり方にはない方法を、模索しようとする。目標を見据えるからこそ、広がる視界がある。これもまた事実だろう。
目標は手段
今週、なにげなく聞いていたポッドキャストで言われた言葉に思わず涙ぐんでしまった。それは
「一生懸命やって勝つことの次にいいことは 、一生懸命やって負けること」
という言葉だ。『赤毛のアン』のなかで、アンが友人にかけた言葉だそうだ。
ぼくはいま、仕事についての結果は思わしくない。設定した目標と現状には開きがある。目標と現状のギャップに苦しんでしまう。がんばってはいるものの、どうしたら結果が出るのかわからずにいる。
一生懸命になるから焦りもでるし、一生懸命になるから空回りもするし、一生懸命になるから衝突することもある。
けれど、と思う。けれど、それでいいのだ、と思う。
目標が遠くても、思うようにうまくいかなくても、一生懸命になれていれば、いつか勝てる日はくる。結果も大事だけれど、それ以上に大事なことは一生懸命になることなのだ。一生懸命になることが尊いのだ。目標は一生懸命に生きるための手段なのだ。
目標設定方法
目標は「今の自分よりも少し高く設定する」とか言うからわからなくなるんですよね。目標は、「一生懸命になれるかどうか」で設定すればいいんですよ。
「一生懸命やって勝つことの次にいいことは 、一生懸命やって負けること」
一生懸命になれていれば、その道はゴールに続いているのだ。
今週のいちまい
スキー場からの景色。スキーは運動にもなるし、リフトは余白時間にもなるし、景色はいい。冬はスキーに限ります。
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