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【今週の気づき/131】サナギになる勇気

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カブトムシでも、蝶でも。

すごいよなあ、と思う。なにがすごいと思うのか。それは、幼虫からサナギを経て成虫になることだ。完全変態というその姿形の変化の大きさもさることながら、もっとすごいと思うのは、彼ら昆虫がサナギになることをいとわないということ。サナギの期間を経て、成虫になることを受け入れているということだ。

昆虫のもつ勇気

はたして彼ら昆虫は、幼虫からは想像できない姿になることをあらかじめ知っているのだろうか。おれは将来カブトムシになる。わたしは数カ月後に蝶になる。そのことを幼虫の頃から知っているのだろうか。

哺乳類と違ってカブトムシや蝶は親に育てられない。つまり親の姿は見ていない。だから自分が将来どんな姿になるのか、わからないでいるのではないか。もし、わかっていないのだとしたら、自分が将来なにになるのか知らないでいるとしたら、サナギになるのってすごく勇気がいるだろうと思うのだ。

サナギになれば当然、身動きは取れない。食事だってとれない。サナギの期間がどれだけ続くかもわからないだろうし、もしかしたら外敵に狙われるかもしれない。それなのに、なにになるのかもわからないのに、サナギになることを選べるなんて、すごいことだと思うのだ。

自分の価値

こんなことを考えているのも、ちょうどいま自分の仕事がひと段落しているからだ。ひと段落といえば聞こえはいいけれど、ようは4月以降の仕事の見通しが立たなくなり、「さて、これからどうしましょうか」という段階にあるということだ。

縁あってお金をいただける仕事をもらえるようになって1年。本当に助けていただけた。ただここからはもう一度自分を見直し、自分が世のなかに対してどんな価値を提供できるのか、立ち止まって考える時期になったともいえる。

1年前といまとで違うことと言えば、(お金をいただけているかは置いといて)少しでも価値を提供できているということだ。毎日の「フリカエリとプラン会」により、学びの共有と行動改善の場を提供している。定期的に開く講座により、ぼくがいいと思う思考のフレームワークを共有している。会社を離れたなかで自分にできること、人の役に立てることは少しずつでも掴みかけている。

また、こちらも少しずつではあるけれど、自分が目指したいものも見えてきている。自分が作りたい世界は、息子が笑顔で生きていける世界である。彼がその個性を存分に解放し、人の役に立つ喜びを感じている世界である。

その世界を自分一人でつくるなんて到底できないけれど、同じように個性を活かそうとする個人や企業の力にはなれる。その活動をあと押しできる。自分ひとりでは作れない世界を、自分の周りにいる人たちと共につくりあげていく。その協力ならできるんじゃないかとも思っている。

そのために自分にできることは、個性を活かすための知識や技術やノウハウを、わかりやすい形で提供したり残していくことなんだろうな。このブログもその一環として。

勇気と自信

いやほんとに、虫たちはよくサナギになることを選べると思いますよ。当たり前のようにサナギになれるのは、成虫の姿を知らなくても、何かしらにはなれるという自信があるからですかね。

ぼくがいま一番欲しいのは、サナギになる勇気であり、サナギを続ける勇気です。その勇気の源はきっと「なにになるかはわからんが、自分はなにかしらになれる」という自信なのだろう。


今週のいちまい

木星と金星が接近していましたね。夕方でも明るく光っていました。


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