今週の気づき PR

【今週の気づき/197】やってみてわかる難しさ

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息子と演劇の練習をした。

秋の学芸会でやりたい役があるという息子。小学校ではもうすぐ役決めのオーディションのようなものがある。それならばと息子と一緒に練習をした。上手い下手ではない。どれだけ役になりきれるかである。役になりきれた度合いを自己評価しながらお互い交互に、その役のセリフとそれに伴う動作の練習をした。

そこにあるのはやはり、恥ずかしさである。役になりきろうとしても、心のブロックが生じる。イメージはできている。しかしそのイメージ通りには演じきれない。セリフは日本語だし、物理的にできない動作はない。それでも自分の思い描いたイメージにはならない。やってみてわかる難しさである。

業務委託契約の難しさ

いま進めている企業さんとの業務委託契約を結ぶことに関しても、同じようにやってみてわかる難しさを存分に感じている。

今回行う業務は、お客さんの要求のヒアリング、光学系の設計、事業の仕組み構築、などである。

これらは、たとえば、決まった機器の設計や集客のためのホームページ制作みたいに具体的に決まったアウトプットのある業務ではなく、より抽象度の高い業務だ。

これをどうやって契約書に落とし込むかについては答えが出ていない。まずはやってみて、という形に落ち着きそうである。

もともと所属していた会社から契約形態を業務委託に移行するのではない。

はじめての取引相手であり、はじめての取引内容である。はじめてのお客さんで業務委託として入るのである。

このような関係性のなかで抽象的な部分をふんだんに残した契約は、不安が生じる。

おれはこの道をこのまま進んでしまってもいいものか。進んだ先に望むものはないんじゃないか。もしかしたら嫌な業務を求められるかもしれない。期待通りのパフォーマンスを出せるだろうか。という思いにかられるのである。

いざ契約を進めてみて思うのは、「やっぱり雇用というシステムはわかりやすい」ということだ。基本的には時間で取引をしている。これであればわかりやすいし、企業側も雇用される側のどちらも安心である。保証もあるし認識の違いも生じにくい。とてもいいシステムである。

抽象度の高い業務内容で、業務委託契約を結ぶこと。

タニタさんではすでに実施しているし、ぼくにだってできると思っていたけれど、イメージしていたよりもずっと難しいなと、やってみてわかる難しさを感じているところである。

進む勇気

不安なのは企業側も同じですね。ぼくがどんな成果を出すのか、どういう仕事をするのか、まったくの未知数ですから。

「わからないし、不安だけどまずは進めてみる」と、この契約を前向きに進めてくれている企業さん(担当者様)には本当に感謝です。

不安の解消は行動するしかないですね。まずはやってみるってもんでしょう。どんなことがあっても命までは取られないですし。

怪我したニホンヤモリを飼いはじめました。こちらもやってみてわかることはたくさんありますね。