【今週の気づき/262】決めるための条件を決める
東京の物件を探している。
先日連絡を取った不動産会社からこんなLINEが来た。
「その条件は競争率が激しく、募集かかると早くて2時間以内、遅くとも半日以内には申し込みが入ってしまう可能性が高いです。そのスピード感でお申し込み・契約できますでしょうか?」
怖い。2時間て。LINEすら見てないよ。
東京ではみんな常時LINEを見ているのだろうか。東京に馴染めるのか、少し心配になってきた。もしかすると、引越しできないかもしれない。
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あるとき、ひとつ明確に決めたことがある。
それは、
「いま契約していただければ割引します」と言われたら、その契約はしない、ということだ。
10年くらい前、ある中古車販売店に車の買い替えを検討しに行ったときのこと。まだ買い替えると決めていたわけではなく、いまどんな車が売っているのか、いま乗っている車はいくら位で売れるのか、担当してくれた方に聞いていた。色々と見せてもらううちに、「買っちゃってもいいかも」と少し思い始めていたところ、担当者が「今日契約したら◯十万円割引きます」と言った。
「ああ」と思った。「ああ、それ、言っちゃうのね」と。
なぜ「いま」だから割引できるのか。なぜ明日になったら割引できないのか。その理由がわからない。「最初からその値段だったんじゃないの?」とも思うし「焦らせて判断力を鈍らせようとしているのでは」と勘ぐってしまう。
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迷うのは、きっと損得勘定のせいなのだろう。
もっといい物件があるかもしれない。掘り出し物があるかもしれない。もっとお得なものがあるかもしれない。
そう思うからなのだろう。でもこの思考には際限がない。「もっともっと」と思っている間に、なにも決められなくなるのだ。
大事なのは線を引くことだ。条件を決めておくこと。そして、その条件に当てはまったら、もうそれで「よし」とすること。
なにかを決めるために必要なのは、「決めるための条件」を決めることなのだ。

