ぼくは、仕事関係の方とご飯を食べに行くのが好きである。
一緒に仕事をしている人、あるいは同僚との仕事帰りの一杯。お酒を飲む飲まないに関わらず、一緒に飲み食いして話をする時間。ぼくはこの「仕事帰りのご飯」にすごく憧れているし、たまらなく好きなのである。
ただ、仕事関係の人とご飯に行ったとき、よく耳にするのは「こんなときくらい仕事の話はしないでおこう」という言葉だ。
もちろん、それはそれでいい。趣味や生活の話をするのも楽しい。最近はなにに興味関心を持っているのか。どんなことに時間をつかっているのか。なにに困っているのか。そこからその人の「いま」を知ることはできる。休みの日はトレーニングをしているとか、株の取引にハマってスキマ時間にトレードをしているとか、そうした話から、その人がいま、なにに関心を持っているのかを知ることができる。
でも、ぼくが本当に好きなのは仕事の話なのである。その人のもっと深い部分や本音の部分。それはやっぱり仕事にからんだ話題を通じてこそ出てくると思う。
今後のキャリアをどうしていきたいのか。いまの組織はどうなったらいいと思うのか。どんなことを考えて仕事をしているのか。仕事のなかでどんなことが喜びになっているのか。なにを目指しているのか。
普段の業務のなかではなかなか話せない、でも確かに仕事をするうえでの土台となるところ。その人の思い、本音の部分を知りたいし、ぼくも本音を話し合いたいのだ。もっと言えば、本心をさらけ出したいのである。
「おれはこんなことを実現したい」「そのために君にこんな協力をしてほしい」「こんなことが実現できたらどう思う?」「どうやってやればいいと思う?」
この本音を話し合いたのだ。
なんだったら、
「お前の仕事はなってない」「お前はこんなところを改善したほうがいい」そんな厳しい言葉でもいい。本音であればそれでもいい
一日の大半を使う仕事だからこそ、そこで沸き起こる感情や思いについて、話し合いたいのだ。
仕事の話を通じてこそ、その人の本音を知ることができる。本心をさらけ出すことで、その人ともっと近づくことができる。
仕事から離れたけど完全にプライベートになっていない時間。業務時間ではないけれど、仕事とは無関係ではない時間。
このわずかな隙間時間でしか話せない話がぼくは好きなのだ。

