企業と契約交渉が続いている。
なんだろうか。ここにきて、すこし熱が冷めてきている自分がいる。8月にまだ個人事業でやっていくと決断してから1ヶ月。先方の企業さんとは契約交渉はしているものの実務はまだ動けていない。契約の詳細をつめていく必要があるし、先方企業さんは社内調整をする必要もある。最短で契約が締結できたとしても、実際に動けるのは10月からである。
挑戦すると決断をしたものの動けていないこの期間、もどかしい気持ちである。そしてこのヤキモキする期間に頭に思い浮かぶことは、「自分にとって都合のよくないことがら」についてである。
「企業を訪問するのに移動時間が2時間くらいかかる。やっぱり遠いよな」
「松本↔東京、松本↔企業、と移動が多くなる。体力は持つだろうか」
「息子との時間は取れるだろうか」
決断したときには考えなかった「自分にとって都合のよくない要素」が「本当によかったのか?」「本当に大丈夫なのか?」と漠然とした不安と恐れを大きくしていくのである。
情熱の賞味期限
「鉄は熱いうちに打て」ということわざがある。
意味を検索してみると、「物事は時期を逃さないように、関心や情熱があるうちに事を運ばないと成功しにくくなる」と出てくる。
なぜ情熱があるうちに事を運ばないと成功しにくくなるのか。それはおそらく、冷静になれば、やらない理由、やりたくない理由はいくらでも思いつくからだろう。そのやらない理由が行動のハードルをさらに高くするから、動けなくなってしまうのだ。
熱いものもいつかは冷めるし、熱いうちにしかできないことがある。だから熱いうちに少しでも行動する。冷静になるまえに、動ける状態をつくる必要があるのだ。
熱いうちに打つ仕組み
では今回のケースで、熱が冷めないうちに動くためにはどうすればよかったのか。
それは契約条件を自分で定義することである。交渉するのではなく、「この契約です」と相手に示す。これにより契約交渉の期間を極力短くするのである。
そのために、自分の業務内容を自分で決めておく必要がある。
「この業務を請け負います」
「この部分は任せてください」
「それ以外はやりません」
「期間は◯ヶ月です」
こう言い切ること。つまり商品を定義するのである。そうすれば、お客さんは発注するかしないかの2択を考えればよくなる。お客さんの負担も少なくなるし、自分も熱が冷めないうちに動けるようになる。
商品を定義することは、鉄を熱いうちに打てる仕組みをつくることである。それはつまり、お客さんに最大の価値提供をするための自分を作り上げることでもあるのだ。
動けば熱くなる
さて、企業さんとの契約は大詰めです。実際に動き出せば、不安も解消して熱もあがってくるでしょう。同時に、「自分の商品とはなにか」という独立してからずっと答えが出せていない自分の課題についても、向き合ってまいります。

