今週の気づき PR

【今週の気づき/209】できないと思うときに考えること

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

高校時代、まったく勉強というものをしてこなかった。成績はいつもクラスで最下位争い。卒業の内申点は学年で下から10位以内。だから当然、大学に受かるわけもなく浪人する道を辿った。

浪人した当初に考えていたことは、とりあえず勉強してどこかの大学に入ることだ。4月から予備校に通った。予備校のクラスは、東大クラス、早慶クラスなどあるなかで、「私立理系」と呼ばれる一番下のクラスになった。校舎は本部から少し離れたところにあり、建物も古く、狭い教室だった。40名ほどの生徒はいたと思う。

通常のクラス授業とは別に、苦手な英語は追加で授業を取った。また予備校とは別に、個人で指導してくれる塾に週に1回通った。そこでは数学を教わった。

同じように浪人した同級生たちは、入学直後から夏くらいまでは遊んでいたように思う。もしかしたら予備校もサボっていたかもしれない。それでもぼくは一番下のクラスだし、浪人とは勉強するものだしと思って、ペースを乱さずに坦々と予備校と個別指導に通っていた。特別熱心に勉強したわけではない。ただ、同じような毎日と変わらない週を、とにかく過ごしていた。

予備校では定期的に学力テストのようなものが実施される。浪人して2~3ヶ月が経った頃に受けたテストでは、ほとんどの大学がE判定だった。

「これまでずっと勉強していなかったし、そりゃそうだよな」と思った。そして、ここで勉強している人たちもきっと、同じように勉強しているだろうし、この判定はきっと1年後も変わらないだろうなとも思った。

ところが、夏休みを過ぎたあたりから様子が変わってきた。「私立理系」クラスの授業が退屈に感じるようになってきた。夏休み明けに受けたクラスでのテストはほとんどが100点になった。授業で言われたことばかりの内容だったため、当然クラスのほかの生徒も100点だと思っていたが、そうでもなかった。ぼくはなにか特別なことをしていたわけではない。たしかに追加で授業を取り、個別の塾に週に1回通っていた。それでもただ坦々と、課題を出されればやり続けただけである。

夏休み明けからは取る授業を変えた。早慶クラスなどの授業を取るようになった。予備校の方からは「やめたほうがいい」と言われたが、「大丈夫です」と言って授業に出続けた。確かに難しい内容ではあったが、そのぶん講師の教え方も上手で、がんばれば理解はできた。

秋くらいだろうか。学力テストでは、聞いたことのある名前の大学がC判定などになっていた。「おお!自分がそんな大学に入れるかもしれないのか」と驚いた。

そしていざ受験当日、1年前の学力テストでE判定だったあの大学は、受けた当日に「受かったな」と思えた。ほかにも受けた大学はほとんど受かっていた。

いまにして思うのは、ただただ坦々と、毎日、毎週、代わり映えのしない日々を送ること、勉強していくことが大事だったのだとわかる。もちろんやる気がある日も、やる気がない日もあっただろう。それでも完全に遊ぶこともなく、無理して徹夜もすることなく、坦々と勉強していた。この変わらない日々がなによりも大切なのだ。

できないと思うときに考えること

年初ということもあり、1年の目標を考えた人も多いと思います。ぼく自身「こんなことできるだろうか?」「こんな目標設定しちゃって大丈夫だろうか?」なんて目標を掲げてみています。現時点でその目標の達成可能性を評価するならば、きっとE判定なのでしょう。

でもその判定は、毎日坦々と積み重ねていけば変えることができるんですよね。なので今年は坦々とやっていくことにします。1年後にはA判定になっていることを信じて。

今年もよろしくお願いいたします。