最近NHKの「ざんねんないきもの事典」という5分番組を見ています。
残念な進化をしてしまった動物が面白く紹介されていて、
ネタとして人に言いたくなるような内容です。
例えば
「ラッコはお気に入りの石を無くすとごはんが食べられなくなる」
とか
「メガネザルは目が大きくなりすぎて眼球を動かせない」
など。
残念な進化に思えても、今生き残っているということは正しい進化だったのだと思います。
でもどうやって進化したのでしょうか?
どうすれば進化できるのでしょうか?
ということで、今回は「進化」について考えてみました。
恐竜の進化
ところで恐竜は絶滅していないって知っていましたか?
最新の研究では、鳥は恐竜の生き残りという説が有力みたいですね。
恐竜と言うと、ティラノサウルスや、トリケラトプスなどゴツゴツしたものを思い浮かべるかと思いますが、
実は恐竜の中には羽毛が生えた羽毛恐竜もいたらしいです。
そしてその羽毛恐竜の一部が、のちに鳥に進化したということのようです。
でも進化はすぐには起こらないですよね。
長い年月をかけて恐竜から鳥に進化したわけです。
注目したいのは進化し始めの頃。
腕にちょろっと羽が生え始めたような頃もあったはずなんです。(上の図みたいに)
まだ空なんか全然飛べない時期です。
その頃の羽毛恐竜は何を思っていたんでしょう?
他の恐竜から、
「お前なんで腕のところに変なの生えてるの?」
とか言われ、
「なんかよくわかんないけど、これ生えてるとモテるんだよね」
と答えてたんですかね。
何の役に立つのかわからないようなもの。
生きる上では必要のないもの。
無駄とも言えるもの。
それが、少しずつ進化を続け、やがて空を飛べるようになってしまう。
そして最後は生き残るわけです。
そう考えると進化って不思議ですよね。
今生きている動物の中でも、
「それ何の意味があるの?」
というものを持っている動物もいますよね。
そんな動物も実は進化の途中であり、
何千万年後には音速で空を飛んでいたり、
地面の中を高速で移動しているなんてことがあるかもしれません。
進化に必要なこと
さて以上を踏まえると、
現時点で
「それ意味あるの?」「無駄じゃない?」
と言われることにこそ進化の種が埋まっていと思うんです。
進化の法則があるとすれば、
「周りに無駄だと言われるようなことを恐れずにやり続ける」
ことでしょうか。
ただ好きなことじゃないと続きません。
また生きている時間には限りがあります。
なので、嫌いな無駄は削り、削ってできた時間で好きな無駄をやる。
無駄をやるために、無駄を削る。
無駄を入れ替えることが必要なんだと思います。
グーグルは20%ルールというものを採用してる(していた?)と聞きます。
これは、「業務の20%は本業と関係ないことをやらなければいけない」というもの。
「20%は本業と関係ないことをやってもいい」
という許可ではなく、
「20%は本業と関係ないことをやらなければならない」
という強制なんだそうです。
強制的に無駄を入れ替える仕組みとも言えそうです。
自分の嫌いな無駄を無くす。
他人に理解されなくても自分の好きな無駄をやる。
これを続けることでいつの間にか進化している。
気がつけば生き残っている。
そんな日が来るんじゃないかと思ってます。
(このブログも好きな無駄です)