気づけば、1月ももう終わり。
油断していたら今年も終わってしまいそうなので、今考えていることを言葉で書いておこうと思う。
なぜ会社を辞めたのか
ぼくが企業で働いていたときのこと。市場が縮小し、なかなかいい開発テーマが出てこなくなっていた。社内で新しい開発テーマを募集するなんてことがあり、ぼくは5つほどアイデアを出したと思う。そのときの事業部の中では最多だった。燻っていたのだ。「会社に所属していたら給料はもらえるけれど、それでいいのか」と疑問に思うようになった。転職してもきっと同じだろう。そう思って、フリーになってみた。
フリーになってからは、やっぱり大変だった。これまでの企業で培ってきた専門性だけで働くのは難しいと思った。だから、とりあえず「できることは全部やってみよう」と思った。
ありがたいことに声をかけてくれる人がいた。スライドの資料作りから始まり、コラムの執筆、企業理念の作成、プロジェクト推進の支援。これらの仕事をやらせてもらった。
会社を出たらなにもできないと思っていたけれど、自分にも役に立てることがあるとわかった。専門領域ではなくてもできることがあることがわかった。とても大きな経験だ。
現状の危機感
現在は縁があって、フリーでも専門領域を活かした仕事ができている。自分の稼働時間あたりの報酬としては専門領域でお役に立つほうが高い。それはそうだろう。これまでの経験を活かせるから。
一方で、「これは自分の経験貯金を切り崩している」という感覚もある。ずっとこのまま続けていたら危ないと思っているし、ずっとこのままなんてことはないと思っている。
そんな小さな危機感をずっと抱えている。
やっぱり人と関わることが大事だと思う。リーダー、マネジメント、組織運営。正直、いちばん面倒くさいと思うし、思い通りになんてならない。自分の至らなさを実感して凹むことも多い。
それでも、この「人との関わり」こそが、自分を成長させてくれて、人生に充実を与えてくれるものなのだと、いまは思う。
今年やりたいこと
今年は自分の事業を作っていきたい。そのなかで、人と関わる機会を増やしていきたい。
いま考えているは、以下の3つ。
・大手企業のなかで燻っているエンジニアに活躍の場を届けたい。
事業の寿命はどんどんと短くなっていると言われる。エンジニアが専門性を活かせる事業が、所属している企業のなかからなくなるかもしれない。一方で、専門性を活かせる場はきっと他にもあると感じている。そして、専門性以外のスキルでも、他の企業の役に立てることがある。これはぼく自身が身を持って知っている。転職という選択肢もあるけれど、個人でも世の中に通用する力があることを伝え、支援できたらいい。
・強制感や「やらされ感」のない、伸び伸びと働ける組織の支援
これはぼくも勉強中のテーマである。人と人の関係。人とのつながりをつくること。キーワードは、コミュニケーション。話し相手。対話。雑談。これを自分の専門性である「光学」と組み合わせて実現できればうれしい。
・光学学習サイト
自分の持っている知識とノウハウを詰め込んだものをつくりたい。光学とは簡単であり、少し勉強すればできるようになることを知ってもらいたい。光学設計できる人が増えれば、自分がもう光学設計しなくてもよくなるとも思っている。自分の仕事を、むしろ無くす方向に動いていきたい。
壮大なものから、自分一人でできそうなものまで。
今年は、残りの人生が少しでも充実するような「種まき」ができたらと思う。
一歩一歩着実にやっていきたい。

