なにかを始めると、やめどきがわからなくなる。

たとえばこのブログ。もうかれこれ5年くらいになるだろうか。毎週、何かしらを書いている。筋トレも、録画したNHKの『筋肉体操』を見ながら、かれこれ8年続けている。めちゃくちゃに追い込むわけではなく、ほそぼそと、でも途切れさせずに続いている。

実は今週、軽めの風邪をひいた。微熱と喉の痛み。木曜日ごろには症状もやわらいできたものの、本調子とは言えない。ただ、そんな中でもランニングに行った。花粉もあるのでメガネとマスクをして、5キロほど走った。

なぜ走ったのか。それは、ランニングを記録してくれるナイキのアプリに「◯週連続ラン」という記録があったためだ。連続記録にめちゃくちゃこだわっているわけではない。もう何度も途切れさせている。今回も4週連続くらいだ。それでも、「いま行くしかない」と思って、走りに出た。

自分でも不思議である。

ランニングの目的が健康のためだとすれば、微熱があるなかマスクをして走るのは健康的とは言えない。当初ランニングを始めた目的とは違うものを得ようとしている。あるいは守ろうとしている。一体なんだろうか。

それは「がんばっている自分」かもしれないし、「やることをやっている自分」かもしれないし、「ちゃんとしている自分」かもしれない。

そしてその先にいる「だからこそ信じられる自分」を得ようとしている気がする。

連続記録。積み重ねた回数。

こういうものは、ときどき手段が目的化しているようにも見える。でも、それを続けることでしか保てないものもある。

たぶん自分は、小さな記録を守りながら、小さな自信を守っている。だから今日も、やめどきがわからないまま続けているのだと思う。