今週の気づき PR

【今週の気づき/108】病が教えてくれること

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今週はコロナの療養期間だった。

熱は下がり、喉の痛みもおさまった。体力の回復にはまだ時間がかかりそうだけど、病気としては治ったと言えるだろう。妙にスッキリとした気分である。もちろん病からの回復によるものもあるが、それよりも病をキッカケに自分の本当の“願い”に気づいたことが大きいだろう。

ということで今週は「病が教えてくれること」についての気づきである。

病は現状を問う

退職してから初めての大きな病気だった。一時的とはいえ40度の熱も出たし、外出も許されない。家族と離れて暮らし、会社というコミュニティーにも属していない。本当にひとりである。

ぼくは常々、本気でひとりが好きだと思っていた。ひとりでいれば誰に気を使う必要もない。いつなにを食べるのか、何時に寝るのかも自由で自分のペースで生きられる。自由が好きだと思っていた。

しかし、今回のコロナは、そんな自分に「本当にこのままでいいのか?」と問いかけてきた。

もちろんひとりはラクだし自由でいい。でも今後の人生を考えたとき、本当にこのままでいいかというと、そんなことはない。本当は仕事においても一緒に困難を乗り越えようとしてくれる仲間が欲しいし、できれば家庭だってほしい。でも、これまで自分の望みに向かって行動できなかったのは、自分の中に“恐れ”や“恐怖”があったからなのだろう。

ぼくが本当に恐れているのは、それを望んだとき誰かに拒否されたり、拒絶されることなのだ。その場面に直面したときの痛みを受けとめる自信がないから「ひとりが好き」だと思いこんでいたのだ。

今回のコロナではそのことがよくわかった。自分が本当に望んでいる願いはなんなのか、そして恐れているものはなんなのか。これらが明確にわかり、スッキリしたのだ。

病の役割とは

ここで少し話を大きくしてみる。

病とはなんのためにあるのか? ということだ。不必要なものは世のなかにないと言われることがあるように、病が必要なものだとしたら、何の役に立っているのだろうか。

人はたとえ現状に満足できていなかったとしても、その状況から抜け出すのは容易なことではない。いまが余程ひどい状況でないかぎり、わざわざリスクを冒してまで現状を変えようとは思わないものだ。だから多くの場合、その現状はその人が本当に望んでいるものではない。

そんなときに、その現状を、「人生このままでいいのか?」と問うてくれるのが病なのだ。そしてその問いに「このままでいいわけないだろ!」と答えたとき、自分がなにかを願っていることに気がつける。その願いが何なのかをまだハッキリとはわかっていなくても、このまま現状を続けていても、その願いにはたどり着けないことだけはわかる。

だから、病が与えてくれる問いをきっかけに、自分の願いがぼんやりとでも浮かび上がったときこそが、自分の人生を変えるチャンスなのだ。自分の願いに気づいたときに、ほんの少しでも行動を変えることができれば、人生は変わっていくのだ。

病には、個々人に「現状のままで本当にいいのか?」を問い、一人ひとりの行動を少しずつ変えてゆく大きな力がある。

願いがわかるとスッキリする

コロナをキッカケに自分の本当の願いに気がつけました。この願いは変わるかもしれないし、いつか間違いだと思う日がくるかもしれない。けれど恐れの中に踏み出すチカラは十分に与えてくれるものです。ただそうは言っても、もうしばらくは病とは距離をおきたいですけどね。


今週のいちまい

病み上がりの身体で息子とボートに乗った。病みが上がりきってなかったらしく、クタクタにへばってしまった。


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