いきなりですが、
僕は空気が読めません。
空気っていうのはつまり雰囲気のことだと思いますが、
雰囲気は結局、見えた情報や聞こえた情報、そしてそれらの時間的変化から来るものだと思います。
それが全く分からないんですよね。
空気が読めませんし、見えません。
会話の中で気の利いたことを言える人を心から尊敬します。
一体どうすれば空気が読めるようになるのでしょう?
ということで今回は、
「見えないものを見る」
について考えてみました。
顔文字や絵文字で見えるもの
在宅勤務により会話でのコミュニケーションが減ったぶん、
メールやチャットでのやり取りが増えました。
会って話すときには、相手の声、話すスピード、表情、しぐさ、話の流れなど、
言葉以外からも読み取れるものがたくさんあります。
一方で文字でのやり取りは文字情報しかないので、
相手が本当は何を意図しているのかが見えにくくなっています。
同じ「OKです」という言葉でも、
心からのOKなのか、渋々のOKなのか、文字だけでは読み取れなかったりします。
この見えなくなったものを補うために
顔文字や絵文字なんかが開発されたのかなって思います。
「OKです(T_T)」
と
「OKです(^^)/」
では伝わるものが全然違いますよね。
LINEのスタンプではさらに細かい表現ができるようになりました。
感情や状態をデフォルメし、強調することで、
言葉にできないニュアンスや、自分にはできない表現を見えるようにしてくれています。
僕なんかは文字だけで笑いが取れないので、
有料のスタンプを購入して面白い雰囲気をドーピングしているわけです。
スタンプさまさまです。
オンライン会議で見えなくなったもの
オンライン会議ではリアルの場と比べるとやっぱりやりにくさを感じます。
リアルの場にあったものがオンラインで見えなくなったからだと思いますが、
その一つが場の雰囲気や空気感なんじゃないでしょうか。
その場の空気が、軽いのか、重たいのか。
リラックスなのか、緊張なのか。明るいのか、暗いのか。
オンラインでは見えにくいと感じます。(僕は元々見えませんが)
場の雰囲気って大切です。
雰囲気を作るために、お菓子やお茶などを用意することもあります。
わざわざ最初にアイスブレークの時間をとることもあるくらいです。
オンライン会議ではそういった雰囲気が読めないからこそ、
話しにくい、議論が見えにくいなど、
やりにくさを感じるのかもしれません。
今後はこの見えなくなったものをどうやって見えるようにしていくのか。
オンライン会議にとっての、顔文字や絵文字、スタンプはどのようなものなのか。
できれば自分たちの手で作ってみたいと思うわけです。
プロジェクションマッピングはまさに場の空気を作っているものです。
このへんにヒントがあるかもしれないですね。