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【今週の気づき/163】痛みを受容する

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スライディングするたびに、膝をすりむいていた。

野球にはスライディングがつきものだ。盗塁、ホームでのクロスプレーなど、際どいタイミングのときにはベースにスライディングをする。ぼくは小中高と野球をやっていて、社会人になっても草野球をやっていた。学生時代はもちろんのこと、社会人になってもスライディングしたとき、よく膝をすりむいていた。

スライディングとすり傷

あまり記憶が確かではないけれど、小学生のときなんかはスライディングで膝をすりむくのを怖がっていた時期もあったと思う。硬い土のグラウンドを全力で走ってスライディングするのは、普通に考えて怖い。ユニフォームは着ているものの、膝をすりむく想像は容易にできる。なるべくスライディングをしないでおこう、膝をすりむいたら痛いからできるだけ立ったままベースに到達しよう、そう考えていた時期もあったのだと思う。

それがいつしか、膝をすりむくのは当たり前になってきた。高校生になってからはもう、すりむくのは怪我のうちに入らないという認識になっていた。スライディングしたら膝をすりむくことだってあるでしょ、ヘッドスライディングしたら、肘をすりむこととだってあるでしょ、と当たり前のこととして受け入れるようになっていた。

だからといって、痛みそのものに慣れたわけでも、強くなったわけでもない。すりむいたら痛いものは痛い。試合後にチームメンバーとすりむいた傷を見合い、「それ一番痛いやつ」と冗談を言ったりしていた。いや、本当のところ冗談ではなくとても痛い。お風呂には悶絶しながら入ったものだ。

ただ、怪我を繰り返すたびに、痛みの上限みたいなものはわかるようになってきた。このくらいの傷だったらこの程度までの痛みだろう。この傷だったらたぶん2週間くらいで治るだろう。膝の周りの毛を剃ってから密封タイプの絆創膏を貼れば、日常の痛みはなくなるし、治りも早くなる。

痛いものは痛い。でも痛みの上限や期間、対処法がわかってきたから、痛みを受け入れられるようになってきたのだと思う。受け入れるから、スライディングもためらうことなくできるようになるのだ。

収穫は痛みの経験

今年1年を振り返ってみて一番の収穫はなにかと自問してみると、痛みを経験できたことと言えるかもしれない。収入がほとんどない時期もあった。テレアポ営業もしてみた。関係がこじれた人もいる。仕事の話をして、返信が来なくなったこともある。セミナーに呼んでいただき人前に立ったが、まったく反応が得られなかったこともあった。仕事のなかで拒絶のような反応をもらったこともある。

当然これらは痛かった。でも、思ったよりも痛くないこともあったし、痛みの上限や痛みが続く期間のようなものは体験できた。

この先、ビジネスを続けていけば骨折や靭帯損傷レベルの大きな怪我もあるかもしれないけれど、ひとまず膝をすりむく程度の怪我は経験できたし、受け入れられるようにはなったのかなと思っている。ギリギリのプレーでは躊躇なくスライディングできるようにはなれたと思う。

来年に向けて

独立して2年が経った。最初の1年間は、お金に対するマインドブロックがやわらいだ年だった。お金がない恐怖よりも、お金をいただく恐怖(正確にいうと、いただいた金額以上を返さなければという恐怖)の方が強かった。

1年目はお金のマインドブロックの解消。2年目は痛みの受容。来年の3年目はどんな成長が待っているのか。飛躍できるようがんばります。


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