今週の気づき PR

【今週の気づき/115】スタバのドリンクをテイクアウトする理由

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

どうしても理解できなかったことがある。

スターバックスのドリンクをテイクアウトすることだ。ぼくはスターバックスによく行く。でもそれは仕事をしたり本を読んだりと、なにかに集中したいときだ。家での集中力が切れ、場所を変えたいときにスターバックスを利用している。だからぼくはドリンクを飲むためというよりも、空間を利用するために行っているのであり、ドリンクは空間を利用するためのチケットのようなものだ。

だからドリンクをテイクアウトすること自体、よくわからなかった。テイクアウトするならファミマのコーヒーでいいのではないかと、ずっとそう思っていた。でも、今週はテイクアウトする理由がわかった気がする。

ということで今週は「スタバのドリンクをテイクアウトする理由」についての気づきである。

店内観察

日曜日の15時くらいだったと思う。スターバックスの店内で、テイクアウトする人と店内利用する人の割合を観察してみた。小一時間くらい観察してみたところ結果は以下のようになった。

○利用大枠
店内利用:10組
テイクアウト:10組
(その間も別途ドライブスルーは来ているので、テイクアウトは店内利用の2倍くらい)

○店内利用
ひとり利用:6人
複数人利用:4組

○テイクアウト
ひとり利用:2人
複数人利用:8組

ここでのポイントは、テイクアウトはほぼ複数人での利用であること。ドライブスルーもテイクアウトと同様に複数人が買っているとすると、多くの人はお店の外で誰かと一緒にドリンクを飲んでいるということになる。

ちょっとした特別感の共有

さて、ここからは考察になる。

複数人でテイクアウトする人は何を買っているのだろうか。なぜファミマのコーヒーではなくスターバックスのドリンクを飲むのだろうか。

ポイントはひとりで買うのではなく、「複数人で買う」ということだろう。

スターバックスのドリンクをテイクアウトするのは、仲のいい人、大切な人との時間をちょっとだけ特別にしたいという思いがあるのではないか。コーヒーを飲むだけならファミマで十分だけど、一緒にいる人たちとの時間をより価値のあるものにするために(チープにしないために)スターバックスを選んでいるのではないか。いつもの車内が、いつもの帰り道が、そのドリンクがあるだけでちょっとだけ特別なものになる。きっと、日常にちょっとした特別感を加えたいからなのだ。

では、同じ価格、同じようなカップでも、町の喫茶店のドリンクでこの特別感が得られるのかというと、難しいのだと思う。もちろんひとりで飲むのにはいいけれど、誰かと共有したいかというとすこし違う気もする。スターバックス店のたたずまい、店内の活気や雰囲気、店員さんの対応、これらが共有したい特別感になるのだろう。

フランス料理を食べるときに1人ではなく誰かと共に食べるように、スターバックスのテイクアウトも誰かと飲むからいいのだ。

辞書型名刺

日常のちょっとした特別感。それも、人と共有する特別感。最近はこの価値が世の中全体として高まっているように思うんですよね。

ぼくも少しだけ関わらせていただいている「辞書型名刺」プロジェクト。これも「名刺交換」という日常にちょっとした特別感を加えるものです。渡す方はたのしい、受け取る方はうれしい。名刺交換という形骸化されたふたりのやり取りが、ちょっとした特別感の共有に変わります。

https://soubi.co.jp/dictionary/

こういう日常をすこし特別なものにするもの、増えるといいなと思うんですよね。ちょっとした特別感を日常に加えて共有するもの。今後のカギになると思います。


今週のいちまい

夜のスタバも趣があっていいですね。


\個人事業主のためのクラブ活動をはじめます/

ひとりビジネスの方のためのクラブ活動をはじめます。なにかと大変なひとりビジネスの方のペースメーカーとしてお役に立てればと思っています。

詳細やお申し込みは以下のリンクから。初月無料です!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: AdobeStock_454220651-1024x512.jpeg
月間アップデート倶楽部