今週の気づき PR

【今週の気づき/154】病のメッセージ

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異変は月曜の朝からだった。

朝起きたときから喉が痛む。最近は出張などで寝不足が続いていた。ぼくは寝不足が続くと喉が痛くなるのだけど、今回も寝不足による喉の痛みだと思っていた。しかし、お昼すぎくらいからどうも体調がすぐれない。頭の働きは鈍いし、関節も痛む。皮膚も敏感になっている。もしかしてと夕方に熱を測ったら38度の熱が出ていた。どうやらインフルエンザか、コロナに罹ってしまったようだ。家にある市販の風邪薬を飲み、早めに寝る。

発熱と喉の痛みの1週間

火曜日に熱は39度台まであがった。熱はあるものの思ったほどつらくはない。一旦横になり、休息したのち、身体がまだ休息中と思っているあいだに、ちょっとした事務作業をする。だましだましだ。

水曜日には熱が引いてきた。37度から38度くらいになり、お昼も通常通りに食べられた。まだ仕事はいつもどおりとはいかないけれど、このままよくなってくれれば言うことない。ただし喉が痛い。紙やすりで削られたのかと思うくらい喉が痛い。ちょっと酸味のあるフルーツもしみる。こんなときに重宝するのは杏仁豆腐だ。あんなにも喉に負担がなく、やさしい食べものはほかにないだろう。

木曜日は一転、起きぬけから身体がだるかった。まず力が出ない。熱も39度まであがった。昨日のよかった調子はどこへいったのだろう。一日のほとんどをベッドのなかで過ごし、夕方過ぎには40度を越えた。40.2度の自己ベストである。スマホで「インフルエンザ 発熱 ぶりかえす」と検索する。ヒットして出てくるワードは、肺炎やインフルエンザ脳症などだ。深呼吸をしてみても肺に異常はなさそうだ。「だったら脳か?」とひとりごとを言ってみるけどしゃべりは問題なさそうだ。きっと大丈夫だろう。

夜に解熱剤と風邪薬を飲んだ。飲んで少ししたあと、汗が止まらなくなる。子供の頃、風邪を引いたときは布団たくさんかけて汗をかけば治るみたいな話があったけど、あれは汗をかいたら治るのではなく、熱が下るときに汗をかくのだろう。汗をかいたら治るのではなく、治るときに汗をかくのだ。

病の意味

人はなぜ病気になるのだろう。なんのために病気になるのだろう。目の前に起こることすべてに意味があると仮定した場合、どんな意味があるのだろうか。

健康のありがたみがわかる。当たり前の基準が下がることで日常への感謝が生まれる。たしかにこれもあるだろう。

つらさを体験することにより、同じようにつらい思いをしている人に寄り添うこともできる。これもあるかもしれない。

「神様が休めと言っているんだよ」という人もいるかもしれない。

当然これらもあると思うけれど、ぼくが思う、病気の一番の意味は、「きっかけ」になることだ。

病気になれば、当然苦しい。苦しいなかで「死」もうっすら意識する。「もしかしたらやばいかも?」と考える。そうしたときに、人はいま自分のいる現状を客観的に眺められるのだと思う。「人生このままでいいんだっけ?」「やりたいことなかったっけ?」という問いが自分のなかで生まれるのだ。こういった人生を根源から問い直す問いをきっかけとして、人はこれまでと違う選択をしてみるのだろう。

知り合いの経営者さんでも、病気や怪我をきっかけに経営方針をガラリと変えた方がいます。人は「死」を意識してはじめて本心で生きられるようになるのかもしれない。

回復しました

これを書いている金曜日は、すっかり熱も下がり元気そのものです。喉の痛みはまだありますが、のど飴と杏仁豆腐をお供に、改めてチャレンジしていこうと思います。


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