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【今週の気づき】失敗をおいしくする方法

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【今週の気づき】とは、社内風土改革と称して勝手に始めた社内メルマガ(執筆は業務時間外)の内容を、社外秘を含まないよう一部加筆修正してブログ化したものです。

「やばい!やっちまった!」
これは火曜の朝、お金の振込先を間違えたことに気づいたときの心の声である。生きている限り失敗はつきものだとわかっているつもりでも、失敗に気づいたときはやっぱり凹む。それは自分にガッカリするからだろう。では、どうしたらガッカリせずにすむのか。ガッカリしないどころか、「失敗してラッキー」くらいまで思いたいもの。そこまで思えたら失敗は怖いものでなくなる。ということで、今週は失敗をおいしくする方法についての気づきを書いてみようと思う。

振込先を間違える

今週の火曜の朝、お金の振込先を間違えていることに気づいた。
毎月、このホームページのサポートや「今週の気づき」の添削をお願いしているオリタヒロキさんに支払うはずが、スイカ農家のオオツキヒロユキさんにお金を振り込んでしまったのだ。お2人とも振込履歴に残っていて、振込先はスマホから選択する。名前の表記が似ているから、間違えないようにしようと確認していていたのにも関わらず間違えたのだ。

失敗を「おいしい」と思える環境づくり

実は「やっちまった」と思ったのは失敗に気がついたときであり、その後は、「これは今週の気づきのネタができた、しめしめ」と思っていた。「今週の気づき」は、自分から始めたものの毎週書くネタに苦労しており、常に何かのネタを探している。そのため何かに失敗したときは格好のチャンスなのだ。今週の気づきを毎週書くことは、失敗を「おいしい」と思える環境づくりにもなっているということだ。

何かに失敗したときは、再発防止が叫ばれるが、当然だけど再発防止だけでは他の失敗は防げない。生きていれば必ずまた何かしら失敗するのだから、どのような失敗が起こってもそれを「おいしい」と思える環境づくりは再発防止よりも大事なのだと思う。
では、失敗をおいしくする方法にはどんなものがあるのか。下記、3つほど考えてみた。

① ネタにする。
毎週何か発信すると決めて宣言しておき、そのネタとして使うこと。そうすると失敗ウェルカムの精神が身につく。ドM向き。

② 資産にする
サッカー選手の本田圭佑さんは「自慢できることは失敗した数」と言っている。失敗とは誇れるものだということ。だから失敗を記録して資産化する。これもある意味ドM向き。

③ お金にする
失敗をお金にする方法はないかと検索してみたところ以下のサイトを発見した。
「あなたの不満を買い取ります」
https://fumankaitori.com/
このサイトは不満を送るとAIが判定してポイント(1ポイント=1円)にしてくれるそう。今回の件では「振込先の表記はカタカナだと間違えやすいので漢字にしてほしい」という不満を送ることも可能だろう。きっと数円くらいしかもらえないが、ちょっとだけおいしい思いができるかもしれない。

このように失敗を「おいしい」と思える環境づくりをしてしまえば失敗は怖くなくなる。それ以外にも、失敗を活用できるツールを知っておく、作っておくことも失敗を怖れないための方法の1つだろう。

さて、間違えて振り込んでしまったお金は、オオツキさん(スイカ農家さん)に電話して、受け取りにうかがった。口座を確認してもらうなど、ご迷惑をおかけしたので菓子折りを持参したのだが、出迎えてくれた奥様は「なんだか逆に悪いねぇ」と気にしていない様子だった。
玄関先で少し立ち話をしてから帰る。
失敗がきっかけだったけど、普段はお話できない人と話ができた。こういう偶発的な非日常も、失敗が生んだおいしい側面と言えるだろう。