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【今週の気づき】考えるとはなにか

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【今週の気づき】とは、社内風土改革と称して勝手に始めた社内メルマガ(執筆は業務時間外)の内容を、社外秘を含まないよう一部加筆修正してブログ化したものです。

「考えれば考えるほど考えがまとまらなくなる」
こんな風に思考の迷宮に入り込むことはないだろうか。僕はよくこんな状態になってしまうのだが、そのときは「脳を鍛えているんだ」と思い込むことにしている。しかし今週「考えるを考える」というネットの記事を読んだ。そこでは「考えるときは要素分解すると良い」と書かれていた。具体的には「視野・視座・視点」の3つで考えればいいとのこと。
「おお! なるほど! そう考えればいいのか」
と視界が開けた気がした。どうして早く教えてくれなかったのだ。そして考えるとは何かが見えてきた気がした。ということで今回は「考えること」について考えてみた。

知りたいものそのものを考えても答えは出ない

考えるために必要なものは「問い」である。問いがあるから考えるのであって、問いが無ければ考えは始まらない。そこで大事なのは「何を問うか」である。ここでの大きな気づきは、「知りたいことをそのまま問うても答えは出てこない」ということ。
これは対人関係で考えるとわかりやすい。例えば目の前の人の個性を知りたいと思ったとき、
「あなたの個性は何ですか?」
と聞いてもきっと欲しい答えは返ってこない。そうではなく、個性を分解して質問する。
「学生時代に何か部活をやっていましたか?」とか、
「半年以上続けていることはありますか?」とか、
「自分をクレイジーだと思う出来事はありますか?」とか。
すると相手も答えやすくなるだろうし、得られた答えを組み立てることで個性が見えてくる。何か知りたいことがあるとき、答えをそのまま求めるのではなく、1段階掘り下げて(具体化させ)問いを立てる必要があるのだ。これは日常的に無意識でやっていることだろう。考えるために自分に問いを立てるときにも、答えそのものを問うのではなく、1段掘り下げて問えばよいのだ。

考えるとは「分解」と「問い」を繰り返すこと

例えば僕が勤める会社の社長は仕事の基本は下記の3つを問うことだと言っている。
①どこに行きたいのか(目的地)
②今どこにいるのか(現在地)
③どうやって行くのか(行き方)

仕事を分解してそれぞれに問いを立てることで、仕事の輪郭が見えてくるということだろう。ただこの3つの問い、すぐに答えられなかったりする。特に③どうやって行くのか、が難しい。難しいと感じたら、さらにこの問いを分解する。
「試作は何回するのか?」
「必要なスキルは何か?」
「協力者は誰が必要か?」
などと問いを立ててみて、これらに答えていくうちに全体像が見えてくる。「分解する→問いを立てる→答えが出なかったらさらに分解する」を繰り返す。この一連の「分解」と「問い」を繰り返すことが考えるということなのだ。

問いの集まりが思考の枠組み

ただそうは言っても分解するのは難しい。いざ考え始めると、どうやって分解するのかと頭を悩ませてしまう。そういうときは先人たちの知恵である思考の枠組みを活用すればいい。思考の枠組みとは分解された問いの集まりでできている。それらの問いに答えていくことで自分の考えが見えてくるものだ。最後に、僕が良いと思っている思考の枠組み(思考法)を紹介してみる。

<計画をつくるとき>

フューチャーマッピングという方法がある。これは行動計画を作る方法で、『ストーリー思考』(神田昌典)という本で紹介されている。ありたい姿(120%Happyな状態)を思い描き、そこに向かう過程を物語を創造しながら描いていく。厳密な行動計画ではないが、自分の行動指針を立てるのに役立つ。僕もフューチャーマッピングで年間計画、月の計画、週の計画の大枠を作っている。フューチャーマッピングをすると、自分でも思ってもみなかった行動予定が出てくることがある。これはまさに視野を広げる思考法と言える。

<アイデアを強化したいとき>

思いついたアイデアを強化したいとき、またはアイデアを考えたいとき、以前にも紹介したが『知性を磨く』(田坂広志)にある方法を使うと良い。これは世の中の大きな流れから、課題、ミッション、戦略、戦術、技術、能力を問いながらアイデアを論理立ててブラッシュアップする思考法である。言い換えると視座を変える思考法である。僕はこれを参考にして(パクって)商品提案のための「アイデアねるねるシート」を作成した。ネーミングはダサいが、それなりによくできていると思っている。今週はこれを使って会社に新しい商品を提案をした。

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<決断したいとき>

人生では大小さまざまな決断を迫られる時がある。そんなときは考えるほどどう決断していいのかわからなくなってしまうが、『武器としての決断思考』(滝本哲史)には決断の具体的な方法が書かれている。論題(例えば、結婚すべきか否か、転職すべきか否かなど)を設定し、「○○すべき派」と「○○すべきでない派」の2つの人格を自分の中に作り、それぞれの視点からメリットデメリットを考えていく。さらにこの2つの視点からお互いのメリットデメリットに対して、具体的に反論していくことで最善解を導き出す。これは視点を変える思考法と言える。漠然とした悩みの論点を具体化していくことで思考を進める方法だ。最近は僕もこの思考法を使って自分の考えを整理している。

以上おススメの思考法である。もしよかったら試してみてほしい。

参考:考えるを考える
http://brand-farmers.jp/blog/manner_043/