今週の気づき PR

【今週の気づき/049】人生100年時代を生きるヒント

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人生100年時代

そう言われるようになって久しい。寿命が延びている。100歳まで生きられる。ということだと思うけど、じゃあ実際にどうやって生きればいいのだろうか。今からなにをやればいいのだろうか。今週、この疑問に対する考え方のヒントを、会社の同期が与えてくれた。人生100年時代、どう生きればいいのか。今週は、これからの生き方のヒントになる気づきである。

工藤理論

今週の木曜日のお昼休み、社員食堂でいつもの窓側の席に座って昼食を食べていたら、同期の工藤祐介(普段は工藤と呼んでいる)が隣に座った。僕はひとりでご飯を食べることが多いのだけど、彼はたまに、こうして一緒に食べてくれる。
「最近どうよ?」
「実はタニタの個人事業主化をうちの会社に導入できないかと、ちょっと動いてみようと思ってる」
そんな近況報告をし合う。食事も終わろうかというとき、工藤が話し始めた。

「昨日の帰り、運転中に気がついたんだけどさ。人生100年時代、70歳、80歳まで働くと言われている。そうすると、今の俺らは昔の人で言えばまだ20代後半くらいなんじゃないか。37歳の知識や経験、スキルは持っているけど、年齢は27歳って考えたほうがいいんじゃないか。30代後半の知識やスキルを持ちながら、20代の失敗を恐れない行動もできる。もしかしたら今、最強なのかもしれない。だから色々とやったほうがいい。」

ちなみに工藤は、仕事がかなりできる。話も面白く、ユーモアもあり、彼の周りには常に人が集まる。ダンスもでき、年に1度の海外の販売会社が集まる会議でダンスを披露する度胸もある。男から見てもかっこいい。入社当時、彼を見て「将来偉くなっていく人はこういうやつなんだろうな」なんて思ったもの。憧れつつも、ときに嫉妬する存在だ。

気づく重要性

30代の知識やスキルを持つ20代。そう聞くと「それは皆、同じ条件なんじゃないか。だから別に、なにも変わらないんじゃないか」と思われるかもしれない。しかしそれは違う。気づいているか、気づいていないか、これが重要なのだ。自分を強いと思うか、弱いと思うかで、行動はまるで変わる。
マリオだってスター状態が無敵だと気づいているから、敵のノコノコやクリボーにも突っ込んでいける。スターを取ったところで、それが無敵だと気づかなければ、行動は変わらない。

人生100年時代を生きるヒント

人生100年時代と言われている。でも、昔からの30代、40代、50代のイメージは拭い去ることはできない。どうしたって昔からのイメージが残る。だったら、今の年齢を変えてしまえばいい。80代、90代が追加されると捉えるのではなく、今の年齢から10歳から20歳引いて考える。「生きた年数マイナス10歳~20歳」これが実年齢であり、これまで年齢だと思っていたものは人間のレベル、くらいに考えておいたほうがいい。そう本気で思い込むこと。信じてしまうこと。すると、今やることが見えてくる。

“今の知識・経験・スキルを持った、29歳の自分は何をやりたいのか”

こう自分に問うことで、これからどう動けばいいのかのヒントになる。僕も危うく「もうすぐ40代だから」なんて思い、一昔前の40代像に自分を当てはめるところだった。友人の言葉で気付かされた。今の僕は39レベルの29歳なのだ。まだまだ挑戦できるし、しくじったとしても痛みは少ない年齢だ。