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【今週の気づき/141】息子から学ぶ営業の極意

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2週間前、息子に縄跳びを教えた。

運動会の演目で縄跳びをやるそうで、これはお父さんの出番だとばかりに息子に縄跳びを教えようとした。

肘は脇の近くで固定するといいとか、最初は縄を跳ばずに手の動きの感覚を身につけるといいとか、まずは基本となるフォームづくりである。

しかし、言えば言うほど息子はやろうとしない。むしろ言われたことは頑なにやらないという意思も見える。その結果、教えたことをやろうとしない息子と「なら勝手にしろ」と怒る親父、親子げんかのできあがりである。

息子とのやりとり

人は基本的に教えられたくないものなのだ。とくに身近な人になにかを教えられるのは「自分の負け」を認めることとであり、自分の「できなさ」を実感することだから、簡単には受け入れがたいものである。きっと息子にとって、縄跳びができるようになることよりも、お父さんに教えられたくない気持ちのほうが強いのだ。

であるならば、縄跳びができるようになりたい気持ちを、教えられたくない気持ちよりも高める必要がある。そう考え、頭を冷やして次のように整理してみた。

①息子にどうなりたいのかを聞く(できるようになりたい気持ちを高める)

→運動会で縄跳びができるようになりたい。演目にある、普通に跳ぶのと、駆け足跳びと、前振り跳びができるようになりたい。

②そうなるための支援ができることを根拠と共に伝える(教えられたくない気持ちを下げる)

お父さんはうまくなるやり方を教えられる。
なぜなら小2で二重跳び70回の記録を持っている。

これができてはじめて、自分の言葉を聞いてくれるようになる。

③方法(やり方)を伝える

両手に別の縄を持ち、肘を脇の近くで固定して回す練習。
そのまま、ジャンプするタイミングを合わせる。
最後に実際に縄を跳んでみる。

この間にもすったもんだがありつつも、最初は5回くらいで引っかかっていたのが、50回連続で跳べるようになった。息子も縄跳びが楽しいと言ってくれるようになったし、ぼくも役に立てて満足である。

ビジネスへの応用

個人で働くようになり、ビジネスを学び続けられる環境にいる。そして学ぶほどにビジネスとは人間関係なのだと感じる。今回の息子とのやり取りもビジネスに通じるものだ。それは以下の通り。

①お客さんにどうなりたいのかを聞く。(気持ちを高めてもらう)
②そのために自分が力になれることを、実績や経験を基に伝える。(信用してもらう)
③プランを示す。(方法を示す)

大人であっても、基本的に誰かに教えられたくはない。できれば頼らずに望みをかなえたいものだ。その人にいきなり方法を伝えても拒否されるのは当然のことであり、話をする順番が大切なのだ。

ぼくは営業という言葉自体にあまりいい印象を持っていなかったから営業に苦手意識があったけど、営業とはお客さんの望みを叶える手伝いと捉えればできそうな気もしてくるものですね。

運動会当日

実は2週間前には、息子は普通に跳ぶのがやっとであり、駆け足跳びや前振り跳びはできなかった。とくに前振り跳びは、足の動きが難しいらしく、縄がなくてもリズムが取れていなかった。その様子を見てぼくは、運動会までに前振り跳びができるようになるのは難しいとも思っていた。

ところが運動会当日。高速で前振り跳びをする息子の姿があった。演目を堂々とこなす息子がいた。2週間よくがんばったね。お父さんは泣きましたよ。