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【今週の気づき/144】ドーナツのなかに好奇心

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ドーナツの定義ってなんだろう。

穴が空いていることだろうか。それとも揚げてあることだろうか。あんドーナツは穴が空いてなくてもドーナツとして認識されていることを考えれば、ドーナツの定義は「揚げてある」ことが入るのだろう。穴が空いているのはあくまで揚げるときに中まで火が通りやすくすためであり、リング形状はその副産物なのだろう。そう考えるとドーナツとは、穴が空いているかどうかは関係ないのだろう。それでも、「ドーナツ状」と聞いて思い浮かべるイメージは、「リング形状」だから、それも定義のひとつかもしれない。

パイ生地ドーナツ

今週、パイ生地のドーナツというものをスーパーで見かけ、買って食べた。スーパーで買いたいものをひと通り買い物かごに入れてレジに向かったところ、レジ近くに設置された代車カゴの上に乱雑に積み上げられていたそのリング状のドーナツを見つけた。

「ふむふむ、パイ生地のドーナツか。3種類あるぞ。中身が違うのか。あんこ、クリーム、チョコレートか。おいしそうじゃないか。値段も高くない。よし、あんことクリームを買ってみよう」

と購入を決め、自分の買い物かごに入れたのだった。

ドーナツという安心と、パイという好奇心

ここで考えたいのは、この商品はなぜ、わざわざドーナツ形状にしたのか、だ。パイ生地の中にあんこやクリームやチョコレートを入れることを考えれば、わざわざドーナツ形状にする必要はない。アップルパイに穴が空いていないように、穴を開けずにそのまま焼いてしまっても火は通るだろう。味だってドーナツ形状とパン形状でほとんど変わらないだろう。それなのにわざわざ面倒なリング形状にしたのはなぜだろう。

答えのヒントは、自分がその商品をはじめて見たときに感じたことの中にあるのではないか。

ドーナツとは、誰もが一度は食べたことがあり、馴染みのあるものだ。この商品はドーナツと聞いて想像するあのリング形状をしており、名前も「ドーナツ」と名乗っている。一方で、馴染みのある小麦粉を練って揚げた生地ではなくパイ生地であり、しかも中身にあんこやクリームが入っている。馴染みのものがいつもとは少し変わっていることに、興味がわいたのだ。「あれ? 知ってるものとちょっと違うな」と足を止め、手に取る。この価格であれば試しに食べてみたいと思い、かごに入れる。そう行動するように、わざわざドーナツ形状にしたのではないか。

台車かごの上に積まれたものが、パイ生地のドーナツではなく、ただのパイ生地の中にあんこが入ったもの、であれば買っただろうか。もちろんこれは想像でしかないけれど、ドーナツではなく、パイとして売られていたら、わざわざ足を止めて手に取ることはなかった気がする。

知っているけど、ちょっと違うものに触れたとき、安心のなかにすこしの好奇心が混ざるのだ。そして、安心と好奇心の絶妙なブレンドが手に取りやすさをつくるのだ。

安心と好奇心のブレンド

いまぼくは、自分のサービスを見直しているところだ。誰にとっても馴染みのあるものに似せつつも、そこに自分の特徴を混ぜることで好奇心をくすぐる。言うは易く行うは難し、だけど自分なりにやっていきます。


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