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【今週の気づき/178】いつも通りをいつも以上に喜ぶさきに

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なんのためにやっているのだろう。

このブログを書きはじめて4年になろうとしている。ほんの出来心で、文章だけではなくイラストも必ず描くようにしてしまった。「自分の文章だけだときっとつまらないだろうな」と、「読んでくれる人もいないだろうな」と思ったからだ。オチとなるイラストとセットで読んでもらえれば、よりわかりやすくなる。だからイラストは必須だと思っている。

文章は金曜日の午前中に書くと決めている。そして文章を書くこと自体は、なんとかなると思えるようになってきた。どんなに書くことがないと思った週であっても、書き始めたら何かしらは書けてしまうのである。こういう経験を重ねて、「まあ、なんとかなるだろう」と思えるようにはなった。

しかし、イラストはいまだに大変である。イラストの内容を考えること、その内容を表現すること、下書きして、トレースして、色を付ける。これがなかなかにしんどい。文章を書く以上の時間を、イラストにつかっている。

イラストは日曜日に描くことにしているけれど、日曜日は何かと用事が入ることが多い。その場合、描くのは夜になる。疲れているなかで描くと、終わった頃には深夜の1時や2時を過ぎていることもある。次の月曜日には寝不足で突入せざるを得ないこともしばしばだ。

寝るのが楽しみな日

先週も、その例に漏れずイラストを描くのが遅くなり、寝たのが2時頃になってしまった。月曜日は思いっきり寝不足である。しかも月曜日はランニングをすると決めている日である。寝不足の日は体が重たいし疲れも抜けていないので、思わず走りにいくのをやめたくなるけれど、それでもとりあえず走りに出る。自分に負けたくないという気持ちもあるのかもしれない。しかしそれ以上にこのあとに「いいこと」が待っているのを知っているから走れるのだ。

「いいこと」とはなにか。それは夜、布団に入る瞬間である。夕食後には眠たくなるが、それでもなんとかお風呂につかり、布団に入る。体に馴染んだベッドの弾力、掛け布団の適度な重さ、頭と首にフィットする枕。最高である。これ以上の最高はないというくらい最高なのである。ぼくはもともと寝るのは好きな方だけど、疲れ切ったあとの布団は、いつも以上に寝るしあわせを感じるのである。

いつも通りをいつも以上に

平坦に、大きなトラブルもなく、いつも通りの日常を過ごしたいと思う自分はいる。なにごともなく、淡々とことを進めるほうが負担なく効率的であると思うからだろう。

しかしながら一方で、大変さや、疲労や、困難のさきにある、「いつも通り」にいつも以上の喜びを感じる自分もいる。

手が震えるほどの空腹のあとのごはんをおいしく感じるように、
疲れたあとのお風呂や睡眠が気持ちいいと思うように、
旅行から帰宅した家にホッとするように、

いつも通りを、いつも以上に喜べる瞬間というのはたしかにあるのだ。

1日の目標

イチロー選手は現役生活の晩年、マリナーズの登録選手を外れたとき「1日終わってクタクタになることを目標にしている」と言っていた。その年は試合に出られる可能性が無くなっても、次の年のために練習する。そのときに意識したのが「クタクタになる」だという。

長年目標としてきたものが無くなったとき、あるいは長期の目標が持てないとき、そんなときにはとりあえず一日の目標をつくってみるのもいいのかもしれない。

ぼくの場合は、「いつも通りをいつも以上に喜べる」というのが、1日の目標となりモチベーションとなる場合がある。

そして、いつも通りをいつも以上に喜ぶ日々を積み重ねたさきに、もっと「いいこと」がある気がしているんですよね。


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